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アメリカ南部でのど田舎生活記。同居人は、米人の夫とアメリカンブルドッグたち。ワイワイ言いながら、食べたり飲んだりするのが大好き♪


by peeweemama

泣かせる一言

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先週の月曜日に、修了式を終えて、その後は休む生徒も多い中、先生たちは登校してきた生徒たちに手伝いさせたりしながら、各自の教室の片付けに入った。



うちの学校の教室は、全てタイルかハードウッドなので、学年末になると教室内の全てを移動させて、用務員さんたちが床にワックスをかけれるように準備しないといけない。



高学年の教室は、日本の教室と似た感じで、すっきりしてるんだけど、低学年の教室はとにかく物が多い。特に、キンダーなんかだと、教材の多くが各教師個人の持ち物だったりすることもあって、こまごました物が多いこと、多いこと。



そんな中でも、特に持ち物の多いわたし。今年も教室の片付けにうんざりしながらも、火曜日からもくもくとパッキング。



水曜日は、うちのクラス、6人の生徒しかいなかったんだけど、彼らにテーブル拭いてもらったり、本棚の片付けしてもらったり、ビデオ見せたりしながら、床にあるもの全てを高いところ、高いところに移動。



その様子を見てた生徒たち、幼いなりにやっとこれで今年も終わりなんだ、って実感してきたらしい。



わたしが、壁に貼ってるポスターなんかを片付けてると、ものすごくやんちゃで、いつもケガのたえない男の子の一人ケードがいきなりこう言ってきた。



ケード 「ねー、ねー、先生も一年生にあがればいいんじゃん!」


わたし 「え?何?」


ケード 「そしたらさ、またぼくの先生になれるし!」


これ聞いた他の生徒たちが、それは気がつかなかったわ〜!って感じで次々に、


「ほんと、一年生になったら先生のクラスじゃなくなるから、さみしいよ」

だとか、

「うん、うん、先生が一年生の担任になればいいんだよね〜!!」


「みんなで、このまま一年生になったら大丈夫!」







。。。。。。。。。(感涙)








先生、この時点で半泣き状態で、振り向けません、、、、(汗)


ほんと、そうすればまた来年も一緒に勉強できるよねぇ。


今年はわたしにとって、障害者の生徒たち、稀に見る転入生/転校生の数も関係して、いつもより大変な年だった。



今年度が終わるのを指折り数えてたし、、、、



でも、このクラス持ってよかった。


この子たちと出会えてよかった。(←これ書きながら、また泣いてる)


多分、来年は違う学校に移るってことも、ほんの数人の同僚にしか言ってないから、これがこの学校での最後の年ってのも、もちろん秘密。


そんなことが全て頭の中でぐるぐる、、、、


次の日に、ケードのお母さんが通信簿を取りにケードと一緒に学校に来た時に、彼女が「先生、一年生に持ち上がるってほんと??」って聞いて来た。


ケードが昨日興奮してそう報告したっていうの聞いて、また涙目になりながら、いやそれは違う、違う、って笑って説明。


学校が楽しくて仕方ない、この年齢の子供たちを教える面白さってこれなんだよねぇ。彼らの学校生活が順調にいく手伝いが少しでもできてよかった。みんな来年もがんばってくれ〜!!
by peeweemama | 2006-05-30 01:03 | うちの生徒たち